ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

力覇事件公判、被告79人が出廷


ニュース 社会 作成日:2007年9月21日_記事番号:T00002777

力覇事件公判、被告79人が出廷

 
 力霸集団の総帥、王又曽総帥がグループの資産を横領するなどした一連のスキャンダル事件で、台北地裁は20日、被告79人を同時に出廷させる異例の公判を開いた。出廷人数は弁護士らを含めると200人近くに上ったため、台北地裁の大講堂が開廷場所として選ばれた。21日付中国時報などが伝えた。

 主犯格の王又曽被告は海外逃亡中だが、公判には王氏一族が被告として一堂に会し、東森媒体集団総裁で四男の王令麟被告をはじめ、法廷の1列目に着席した王又曽被告の子女らは一様に父親に資産横領の責任があると主張した。五男の王令僑被告は王又曽被告のグループにおける地位を、「朕(ちん)がすなわち国家」という状況だったと形容した。

 起訴状によると、王又曽被告は、グループ内の力覇、嘉新食品化繊、力華票券、友聯産物保険、中華商業銀行、亜太固網などの会社からグループ内企業に融資を行ったように見せかけて会社資産を横領し、海外に持ち出すなどしていた。横領額は600億台湾元(約2,100億円)に上るとされる。