ニュース 電子 作成日:2011年1月17日_記事番号:T00027774
経済部はこのほど、第4世代(4G)の移動通信規格について、WiMAX(ワイマックス)とLTE(ロング・ターム・エボリューション)の双方を同時に普及させていく方針を固めた。17日付工商時報が伝えた。
台湾はWiMAXの普及に向け、経済部工業局が「M(モバイル)台湾計画」を推進するなど、WiMAX重視の政策を採ってきた。しかし、世界的なLTE採用の流れに乗って中華電信がLTE支持を表明するなど、経済部は政策見直しを迫られていた。
経済部はWiMAXの次世代技術となる「IEEE802.16m」(WiMAX2)が現行規格の「802.16e」よりも通信速度が数十倍速く、国際電気通信連合(ITU)の4G技術基準にも採用されたため、WiMAXをLTEと同時に発展させていく方針を固めた。
これに伴い、これまでWiMAXの技術開発に努めてきた企業は、今後は技術が似たLTEの技術開発を同時に進めることが求められる。
これについて、正文科技(ジェムテック・テクノロジー)の楊正任執行董事は「WiMAXとLTEは技術が80%は共通しており、台湾メーカーにとってはどちらかを選ぶ争いではない。台湾メーカーがWiMAXで蓄えたエネルギーは、LTE参入に役立つ」と強調した。
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