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民進党が3選挙区を「委譲」、台聯は反発


ニュース 政治 作成日:2007年9月21日_記事番号:T00002779

民進党が3選挙区を「委譲」、台聯は反発

 
 民進党中央執行委員会は18日、来年1月に実施される立法委員選挙における台湾団結聯盟(台聯)との候補者擁立調整で、3つの選挙区で民進党が独自候補を立てず、台聯が立てる候補に一本化し、1選挙区では世論調査で民進党、台聯のいずれの候補に一本化するか決定する方針を固めた。

 これに対し、台聯の黄昆輝主席は19日、「完全に詐欺行為だ」と非難し、特に台中市第3選挙区で王世勛立法委員(民進党)と何敏豪立法委員(台聯)のいずれか支持率が高いほうが出馬するとした民進党案について、「政党間の交渉もなく、勝手に世論調査方式と決めた」と不快感をあらわにした。さらに、民進党が「譲る」とした選挙区は、これまで同党が出馬していないか、当選可能性が低い選挙区ばかりだとして、不満を表明した。

 民進党が独自候補を立てず、台聯候補に出馬を譲った選挙区は、廖本煙立法委員の台北県第5選挙区、高基讃・台中県議の台中県第4選挙区、黄宗源立法委員の桃園県第4選挙区の3選挙区。

 台聯側の不満について、民進党の游錫コン主席(コンは方2つに土)は、「国民党は親民党に6選挙区を譲った経緯があるが、前回立法委員選挙での親民党と台聯の議席比が2対1であることから、民進党が台聯に3~4議席を譲るのは合理的だ」と主張した。