華南金融控股の王栄周董事長は17日、20日に華南銀行深圳支店が開業する珠江デルタ地区に続き、今後３年内に、福建省の海西経済特区で優先的に拠点を設置するほか、長江デルタ地区、環渤海地区（北京や天津、青島など）、成渝地区（四川省成都や重慶）のいずれかのエリアに拠点を構え、中国で５大経済エリアのうち３エリアで事業を展開する方針を示した。18日付工商時報が伝えた。
華南銀行は珠江デルタ地区では深圳支店のほか、広東省東莞市や恵州市でも支店設置の検討を進めている。
華南金控は昨年純利益が前年比35％増の60億3,800万台湾元（約172億円）となった。今年も大幅成長を目指す同社は今後、大中華市場での拠点網整備のほか、共同マーケティングを通じたグループ全体の経営能力向上、健全なリスク管理および自己資本比率、人材育成を発展戦略と定め、競争力強化に取り組む。
