ニュース その他製造 作成日:2011年1月18日_記事番号:T00027799
主に中国で製造拠点を展開している台湾系スーツケース大手製造、皇冠企業集団(クラウン)はこのほど、現在他社に貸し出している台中市太平区の旧工場(4,000坪)を、4月から自社工場として利用する方針を明らかにした。3億台湾元(約8億5,000万円)を投じて設備を導入、ハイエンドのスーツケースなどを月産能力6万個以上の規模で生産する計画だ。同グループの台湾Uターン投資は、傘下の羅杰塑膠科技が同市烏日区に新設し、既に操業を開始している熱可塑性エラストマー(TPE)粘着剤工場に続くものだ。18日付経済日報が伝えた。
羅杰塑膠科技が1億5,000万元を投じ建設した烏日工場は、TPE粘着剤月産能力300万ヤードを予定しており、処分しても有害物質を発生しないTPEを使用することで、ブランドイメージと品質の向上を図る。
同紙によると、皇冠は世界最大のスーツケースメーカーに成長、「CROWN」や「LOJEL」ブランドで世界100以上の国と地域に製品を販売している。今後台湾ではハイエンド製品を手掛け、ロー・ミドルエンド製品を生産する中国工場との分業化を図り、グループ連結売上高で今年、3割成長の40億元突破を目指す。
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