ニュース 食品 作成日:2011年1月18日_記事番号:T00027802
食品大手、味丹企業(ベダン)はこのほど、春節(旧正月)後に即席めんを10%以上、袋入り低価格商品では20%値上げすると表明した。原材料価格の上昇が理由だ。即席めん最大手、統一企業(ユニプレジデント)は「春節までは値上げしない」と強調したものの、コスト圧力は臨界点に達しており、春節後の追随は避けられないもようだ。また統一が出資する維力食品工業も、値上げを検討中だ。18日付経済日報が報じた。
味丹の値上げで、人気商品のカップめん「味味一品」がコンビニエンスストアの販売価格で48台湾元から53元(約150円)に、「味味A排骨鶏麺」が20元から23元に、袋入り即席めんが15元から18元に引き上げられる。
業界関係者によると、即席めん3大原料である小麦粉、油脂、牛肉は、昨年下半期以降、価格の上昇が続いており、特に小麦粉は30%以上値上がりしている。当初、今年は上昇が止まるとみられていたが、豪州で大規模な洪水が発生するなど、世界中で異常気象に見舞われているため、原材料価格はさらに上昇すると懸念されている。こうした中、即席めんメーカーはコスト圧力に耐えられなくなっているようだ。
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