ニュース 食品 作成日:2011年1月19日_記事番号:T00027822
鶏肉価格が需要のピークとなる春節(旧正月)を前に急上昇している。厳しい冷え込みによる鶏の産卵減少と成育スピード低下に加え、米国産牛肉から成長促進剤(通称、痩肉精)が検出された影響で、鶏肉や豚肉の需要が拡大していることなどが原因だ。19日付中国時報は、春節直前となる来週はさらに1~2割上昇、前年比で3割以上割高となると予測している。
鶏肉の小売価格は現在、伝統的な市場で1.3~1.5キログラムの台湾産1羽が、先週の160~170台湾元(約453〜482円)から5~10元上昇している。来週にはさらに180~200元まで値上がりする見通しだ。また量販店では現在、愛買(aマート)で139元、大潤発(RTマート)で149元前後となっている。
ただ行政院農業委員会(農委会)によると、鶏卵価格は安定しており、豚肉も1キロ73元前後を維持し、急激な値上がりの気配は見られないという。
なお春節明けには、即席めんで1割以上の値上げが予想されるほか、小麦や大豆など原料価格の変動を受け、めん類や油類も大幅値上げが見込まれる。
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