ニュース 機械 作成日:2011年1月19日_記事番号:T00027825
東台精機(東台マシン&ツール)、台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)の大手を含む工作機械メーカー各社が、鉄鋼・銅価格の高騰を受けて、春節(旧正月)後の製品オファー価格の引き上げを決めた。値上げ幅は最低で3〜5%、最大で10%となる。19日付工商時報が報じた。
銅価格は昨年11月中旬に過去最高を記録した後、さらに約1割上昇し、現在1ポンド(約454グラム)当たり約4.4米ドルとなっている。鉄鋼価格の上昇も続いており、これら原材料やベアリングなどの部品がコストの6〜7割を占める工作機械は、台湾元の上昇効果はあっても十分相殺できず、各社は既に顧客への値上げ通知を始めた。
台中精機廠は3月からオファー価格を5〜8%値上げする。受注そのものは好調で、許文治同社副総経理によると、手元の受注は10億〜20億台湾元(約28億3,000万〜56億6,000万円)で、第2四半期まで見通しが立っている。
東台精機は春節後に5〜7%の値上げを行う。手元の受注額は27億元で、4月まで見通しが立っている。
このほかの値上げ幅は、高鋒工業が6〜10%、福裕実業が3%、喬福機械工業(ラウンドトップ・マシナリー)が最低6%などだ。
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