ニュース 電子 作成日:2011年1月19日_記事番号:T00027828
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)の任偉光・中国地区総裁はこのほど、中国経済紙「21世紀経済報道」のインタビューに対し、中国市場でのシェア拡大に向け、今年は中国移動通信(チャイナ・モバイル)、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニコム)の通信キャリア3社と販売提携を拡大していく意向を示した。19日付経済日報が伝えた。
任総裁はこれまで、ノキア、モトローラ、LGエレクトロニクスなどの中国担当総経理を務め、中国市場を熟知している。HTCは今年、現地化戦略で中国市場でのシェア拡大を狙う。
HTCの中国市場開拓にとって最大の弱点は、販路が限られていることだ。昨年7月の中国進出以来、提携先の多普達通訊(ドゥーポッド)を通じて販売を行っているが、力不足は否めない。状況を打開するため、任総裁は「中国の3大キャリアと全面的に提携を進める」と述べた。
任総裁はまた、HTCが中国のアンドロイド携帯市場で50%のシェアを握るモトローラと競合するとの見方について、「輸入アンドロイド携帯の中で、HTCは既に人気ブランドに浮上している。HTCは一定のブランド認知度があり、中国市場を開拓する上で好ましい基礎となる」と述べるとともに、他ブランドとは異なり、ハイエンドのスマートフォンに集中したマーケティング戦略を取る方針を示した。
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