パソコン周辺機器メーカー、群光電子（チコニー・エレクトロニクス）は18日、中国重慶市とＰＣ周辺機器工場の設置契約に調印した。投資額は28億人民元（約351億円）で、第３四半期に量産開始を予定している。19日付蘋果日報が報じた。
工場は同市江津区内の双福新区の用地約67ヘクタールに建設される。既に江津区当局が標準工場棟を着工しており、第１四半期中には使用を始められる。工場棟は第１期部分の面積が７万平方メートル、第２期は４万平方メートルで、年内にすべて完成する予定だ。
重慶工場では、キーボード、ノートＰＣ用デジタルカメラモジュール、電源アダプターなどを生産する。林茂桂同社副董事長は、「顧客が求めるものはすべて重慶で提供できる。当社にとって最重要拠点の一つとなる」と述べた。
なお同社の昨年の連結売上高は605億台湾元（約1,710億円）で過去最高、純利益は36億5,000万元だった。今年の業績目標は売上高、利益ともに20％増、連結売上高730億元を目指す。
