ニュース 電子 作成日:2011年1月19日_記事番号:T00027831
化学大手のJSR(本社・東京都港区、小柴満信社長)は、液晶ディスプレイ(LCD)用材料の製造販売を行う100%子会社、台湾捷時雅邁科(JSRマイクロ台湾、中部科学工業園区)による研究開発(R&D)棟の新設を決めた。2011年1月着工、12月完成予定で、総投資額は約12億円。液晶パネルメーカー大手がそろう台湾でのLCD用材料およびタッチパネル関連部材の市場拡大に商機を見込む。
開発棟の完成予想図。2階建て、延べ床面積3,400平方メートル(JSR提供)
開発棟にはクリーンルームや製品評価装置を備え、製品開発から製造までを一貫して行うことで、顧客ニーズへの迅速な対応を目指す。JSRが供給するLCD用材料は配向膜、カラーフィルター(CF)用保護膜などだが、LCD用材料以外の新規ディスプレイ材料やタッチパネル関連などの技術サポートにも対応していく方針だ。
またJSRは、中国で地場および日台韓の液晶パネルメーカーが前工程工場新設を進めていることも、開発棟新設の理由と説明した。韓国子会社のJSRマイクロコリアでも今年6月に開発棟が完工予定だ。
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