ニュース 電子 作成日:2011年1月19日_記事番号:T00027834
エルピーダメモリが1月中にもDRAMの約10%値上げを顧客に要請すると18日付日本経済新聞に報じられたことについて、台湾大手の南亜科技は「パソコン市場は依然、在庫消化段階にあり、現時点での値上げは若干早過ぎる」との見方を示した。ただ、DRAM価格にこれ以上の下落余地はほとんどないとの認識で、「コンシューマー向け電子製品の好調が続く中、PC市場の在庫消化が一段落しさえすれば景気は上向く」と楽観している。19日付電子時報が報じた。
一方、メモリーモジュールメーカーはエルピーダの値上げ観測に対し、「サムスン電子が追随するかどうかが鍵」との認識を示し、もしサムスンが値上げに踏み切らなければ、PC顧客はエルピーダからの値上げ要請を拒否し、他のメーカーからDRAMを調達することになると指摘した。
また電子時報は、「エルピーダは上半期中にも予定される台湾預託証券(TDR)発行を前に、値上げによりDRAM産業のいち早い景気回復を図る意図がある」との分析を示した。
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