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鉄鋼・金属
作成日：2007年9月21日_記事番号：T00002785
中龍、Ｈ形鋼・ビレット価格を引き上げ
棒鋼大手の中龍鋼鉄（ドラゴン・スチール）は20日、廃鋼とビレットの国際的な原料不足と仕入れ価格上昇を受け、10月分のＨ形鋼とビレットについて域内および輸出販売価格の引き上げを決定した。21日付経済日報が報じた。
このうち域内販売価格は１トン当たり1,000台湾元（約3,500円）、輸出販売価格は地域毎に異なるが、１トン当たり30～50米ドル、平均約4.3％の上げ幅になるという。
中龍によると、同社が輸入する良質の廃鋼原料は現在１トン当たり400米ドル以上に上昇し、一般的な廃鋼よりも25米ドル以上高くなっている。さらに中国でビレット原料の不足が起きており、価格も１トン当たり約600米ドルと大幅に上昇しているという。
ただ、下流の鉄筋メーカーにとってもコスト増となるため、これを考慮してビレットの値上げはわずかな程度にとどめたという。
