ニュース 電子 作成日:2011年1月20日_記事番号:T00027862
奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、末端市場での需要低迷にもかかわらず、昨年第4四半期から液晶モニター用パネルの大幅な増産に動き、業界の関心を集めている。20日付電子時報が伝えた。
業界関係者は「需要が低迷している現在、奇美電が液晶モニター用パネルの大幅な増産を行い、同業他社が圧力を感じるだけでなく、液晶パネル価格の反発にも影響が出かねない」と懸念を示した。
液晶パネル業界では、需要に明らかな改善傾向が見られないことから、各社がモニター用の出荷量を横ばいに維持している状況だ。しかし、業界の概算によると、奇美電は月間生産量を昨年10月の320万枚から11〜12月に430万枚まで増やし、さらに今年1月には2月の春節(旧正月)休暇期間の労働力不足による生産量の落ち込みを見越し、450万枚まで増やしているという。
特に19インチワイド画面パネルの生産量は、昨年10月の60万枚から今年1月には90万枚に達する見通しだ。
これについて奇美電は、「生産能力は市場の需要に基づき決定している」と説明したが、具体的な生産量については明らかにしていない。
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