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自動車・二輪車
作成日：2007年9月21日_記事番号：T00002788
財務危機の太子汽車、銀行団が半年の返済猶予
財務危機の太子汽車に対する総額255億台湾元（約890億円）の銀行団融資で20日、６カ月の返済猶予期間を設けることなど５項目の基本合意が成立した。太子汽車が誠意をもって担保提供に応じることなどが条件。融資に参加する銀行36行は内部調整を経て、１カ月以内に最終決定する見通しで、同社の財務危機がひとまず解消される運びとなった。21日付経済日報が伝えた。
合意内容は、▽銀行は６カ月以内に太子汽車の株式を処分しない▽太子汽車による債務償還を一時中止し、その間差し押さえは行わない▽太子汽車が保有する不動産を債権銀行に信託する▽太子汽車は３カ月分の利息を信託口座に預託する▽許勝発董事長と許顕栄副董事長名義の資産を担保として差し入れたり、売却したりしてはならない──の５項目。
債権銀行のうち、合作金庫は資産価値がある不動産を担保として確保しているが、大衆銀、中信銀は万泰銀や太子汽車の株式が担保となっており、株価急落で担保価値が低下している。
