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北部の住宅市場、基隆の予約販売物件が好況


ニュース 建設 作成日:2011年1月21日_記事番号:T00027880

北部の住宅市場、基隆の予約販売物件が好況

 住宅専門誌「住展雑誌」の統計によると、北部の住宅市場で2010年の予約販売物件と完成済み新築物件の新規発売規模は過去10年で2番目に多い9,135億台湾元(約2兆6,000億円)だった。うち最も好調となったのは基隆市の予約販売物件で、完成済み物件1戸が売れる間に、約29戸の予約販売物件が売れる状況だった。21日付工商時報が伝えた。

 このほか、新竹市と台北市では、完成済み物件1戸の販売に対し、予約販売物件の販売はそれぞれ4.34戸、3.64戸だった。新竹市ではこの数字が2009年の5.17戸に近づきつつあり、新竹科学工業園区(竹科)のハイテク業界好況を受けた不動産市場の回復を物語っている。

 同誌の倪子仁研発長は「昨年の予約販売物件と完成済み物件の販売比が拡大したことは、消費者が不動産市場の先行きを楽観していることを示している。特に基隆市は近年まれに見る好調さだった」と分析した。