ニュース 電子 作成日:2011年1月21日_記事番号:T00027899
昨年第4四半期に液晶パネルとDRAM価格が低迷したことを受け、液晶パネル大手の奇美電子(チーメイ・イノルックス)、中華映管(CPT)、DRAM大手の南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は、いずれも2010年通年で100億台湾元(約285億円)を超える多額の赤字を出す可能性が強まった。21日付工商時報が伝えた。
投資銀行大手モルガン・スタンレーは、液晶パネル業界で友達光電(AUO)と奇美電が10年第4四半期にそれぞれ121億元、204億元の損失を計上すると予測している。このうち、AUOは第3四半期までの利益で、通年でも61億元の黒字を確保する見通しだが、奇美電は第3四半期からの赤字や反トラスト法訴訟の費用負担などが重しとなり、通年で111億元の赤字が見込まれるという。
ただ、液晶パネル業界の赤字幅は11年第1四半期には縮小し、AUOと奇美電の赤字はそれぞれ73億元、57億元まで減少。第2四半期には黒字転換が見込まれるという。
DRAM業界の場合、南亜科技、イノテラ、プロモスの10年第1~3四半期の赤字がそれぞれ概算で50億元、60億元、80億元に達しており、第4四半期のDRAM価格下落からみて、通年の赤字は100億元前後が見込まれる。UBS証券は南亜科技とイノテラの通期赤字をそれぞれ100億元、103億元と予測した。
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