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連勝文銃撃事件の林容疑者起訴、死刑求刑


ニュース 社会 作成日:2011年1月24日_記事番号:T00027903

連勝文銃撃事件の林容疑者起訴、死刑求刑

 板橋地検は21日、直轄市長選挙前日の昨年11月26日に、連戦・国民党名誉主席の長男、連勝文氏が新北市議選に出馬した陳鴻源氏(国民党)の選挙集会で顔面を銃撃された事件で、林正偉被告(48)を殺人などの罪で起訴し、死刑を求刑した。


刑を求刑された林正偉被告(21日=中央社)

 検察は複数の証拠から、林被告が連勝文氏を陳鴻源氏と誤認して銃撃に及んだと断定した。今回の事件では、連勝文氏は銃弾が急所を外れて貫通したため、既に退院しているが、流れ弾を受けた男性が死亡している。

 板橋地検は起訴状で、「暴力的な犯行は、社会治安に重大な影響を与え、選挙の秩序を破壊し、台湾が長年にわたり積み重ねてきた自由民主政治、公平な選挙というイメージにも傷を与えた。重罰を下さなければ、凶悪な犯行と暴力による公平な選挙への脅迫を防ぐことはできない」と求刑理由を説明した。

 検察は犯行動機について、林被告は経済的に困窮していたため、過去の土地取引トラブルを口実に、陳鴻源氏の父親の陳昭雄氏をゆすっていたと指摘。林被告は陳昭雄氏が面会に応じないことに腹を立て、陳鴻源氏の殺害を計画したと断定した。犯行直前、選挙集会のステージ上では、陳鴻源氏と連勝文氏はちょうど立ち位置を入れ替えており、林被告は連勝文氏を陳鴻源氏と誤認し、銃撃に及んだとみられる。