ニュース 政治 作成日:2011年1月24日_記事番号:T00027904
野党民進党は22日臨時党大会を開き、次期総統選挙の党公認候補と立法委員選挙の小選挙区候補を、一般有権者を対象とした世論調査で決めることを出席者7割以上の賛成で決定した。従来、候補者は党内の予備選挙でで決めていたが、票の買収や激しい党内対立を生んで、党の結束が大きく阻害される弊害があった。このほか、立法委員選の比例代表候補は、有識者で組織する指名委員会で決めることも決定した。23日付自由時報などが報じた。
臨時党大会で握手する蔡主席(左1)と蘇・元主席(右2)蘇氏は来月、台北市長選での敗因を総括する書籍を出版する予定で、総統選に向けた観測気球とみられている(22日=中央社)
総統選・立法委員選選挙区の候補を一般有権者の世論調査で選ぶことに対しては、批判意見も続出した。呂秀蓮前副総統は「悪貨が良貨を駆逐する」とポピュリズム横行を懸念する発言を行った。辜寛敏・元総統府資政は抗議のため途中退席した。「国民党支持者が民進党支持者のふりをして、世論調査に悪影響を与えようとするはず」との懸念も示された。
一般有権者の世論調査による総統選公認候補選出の場合、蔡英文主席と蘇貞昌・元主席が有利で、どちらかが総統候補になるとみられている。
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