ペット用薬品・健康食品ブランド「Haipet」を展開する信元製薬（SINGEN）は23日、中部科学工業園区（中科）で３億台湾元（約８億5,000万円）を投じて新設した運営本部および工場（敷地1,200坪）の落成・稼働式典を行った。施議煙董事長によると、屏東県塩埔郷にある旧工場の機能がすべて移管される中科新工場は、３年以内に生産額２億元以上が見込まれる。24日付工商時報などが伝えた。
また信元製薬は同日、中興大学獣医学部と共同で開発を進めている、天然の漢方薬成分を配合した動物向け皮膚病治療用シャンプーが、今年中旬にも量産に入るとの見通しを明らかにした。
施董事長によると「Haipet」のペット用健康食品「発育宝−Ｓ（ハイペット）」シリーズは、台湾でシェア４～５割、中国でも同６～７割を占め首位に立つ。中国では今年、30％以上の売上成長が見込まれるため、２年以内に上海に工場を設立する方針だ。このほか香港や韓国、シンガポール、マレーシアやインドネシアにも販売拠点を持つ。
