ニュース 商業・サービス 作成日:2011年1月24日_記事番号:T00027911
ウナギ養殖業界で、稚魚の漁獲が激減し、ウナギの出荷価格が通常の3倍の1キログラム当たり600台湾元(約1,700円)まで高騰している。台北市内のウナギ専門店は来月にも値上げを検討している。24日付聯合報が伝えた。
ウナギは完全養殖技術が確立されていないため、養殖には稚魚の確保が不可欠だ。しかし、最近は海岸部で稚魚の漁獲量が激減しており、養殖ウナギ業界を直撃している。背景には長年の乱獲があるとみられる。
毎日400~500食を売り上げる台北市天津街の人気店「京都屋」は、過去3年にわたり270元に据え置いてきたうな重の価格を来月にも引き上げる方針だ。
経営者の劉崇業さんは、「業界ではウナギ争奪戦が起きており、高値を提示しないと、安定した物量確保が難しい。コストは遅かれ早かれ消費者に転嫁されることになる」と指摘した。
一方、台湾大学漁業科学研究所の韓玉山教授は、「野生ウナギの捕獲を禁止しないと、ウナギの生存空間はなくなり、稚魚も取れなくなる。将来ウナギが食べられなくなっても不思議ではない」と警告した。
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