ニュース 石油・化学 作成日:2011年1月24日_記事番号:T00027916
昨年10月以降、南部を中心に台湾中油のガソリンスタンドで給油を受けた欧州車のユーザーからガソリンメーターに異常を来したとの苦情が相次いでいる。24日付中国時報が伝えた。
故障が発生しているのは、フォルクスワーゲン(VW)やサーブなどの欧州車で、ガソリンメーターの異常が原因で、ガソリンタンクフロート(ガソリンの残量を計測するための浮き)を交換する修理件数が急増した。
ユーザーへの聞き取り調査の結果、台湾中油のガソリンスタンドでオクタン価98のガソリンを給油していたことが共通点として浮かび上がってきた。
VW系整備工場関係者は「ガソリンタンクフロートの故障は普段極めて少なく、1年に2~3件がいいところだが、昨年10月以降の3カ月で20件近くの修理依頼があった」と首をかしげた。系列工場でのガソリンタンクフロートの交換件数は数百件に及び、地域が台中以南に偏っていることも分かった。このため、高雄製油所から中南部に供給されるガソリンに何らかの問題があった可能性が指摘されている。
台湾中油の製油所側は「検査分析報告に関しては、本社が自動車販売代理店と連絡を取っており、コメントできない」と述べるにとどまった。
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