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コンテナ海運業、「今年は20%減益」=群益証券


ニュース 運輸 作成日:2011年1月25日_記事番号:T00027938

コンテナ海運業、「今年は20%減益」=群益証券

 群益証券の最新予測によると、コンテナ海運各社の利益は今年、第1四半期は昨年を大きく上回るものの、第3四半期から前年比で縮小、通年では20~25%の減益となる見通しだ。一方、海運コンサルティング会社、英ドルーリー・シッピング・コンサルタンツは、今年のコンテナ海運業の利益について52%減、花旗環球証券(シティグループ・グローバル・マーケッツ)は40%減と、さらに大幅な減益を予測している。25日付工商時報が伝えた。

 コンテナ海運業界では昨年、1月からコンテナ輸送力のひっ迫が続き、運賃もアジア~欧州路線で年初の20フィートコンテナ当たり1,800米ドルから3月には2,400米ドルまで急上昇した。ただ、今年は年初の1,400~1,500米ドルから春節後に下落が予想され、対照的な値動きとなりそうだ。

 またドルーリーの予測では、今年の輸送力が8.5%増加するのに対し、需要はアジア路線で6.5%増、太平洋路線で6.1%増にとどまる見通しだ。一方、群益証券は「ザ・ジャーナル・オブ・コマース」の「米国路線で8~10%、欧州路線で10%の需要増」の予測が最も信頼できるとの見方だ。