ニュース 機械 作成日:2011年1月25日_記事番号:T00027947
機械業界は最近、急速な台湾元高を受け、米ドル建てでは多額の為替差損が生じるとして、貿易決済通貨を相次いで台湾元や人民元に切り替えている。25日付工商時報が伝えた。
このほか、引き続き米ドルでの決済を続けるメーカーも、新規受注分の為替レートを1米ドル=28.0〜28.5台湾元に設定し、為替差損を回避する措置を講じている。
24日の台湾元相場は、前日比0.1元の台湾元高となる同29.32元まで上昇。輸出企業が為替ヘッジを全くしていないと仮定した場合、台湾元相場が同32元から30元まで上昇した段階で、既に6%の減益要因になるとの試算がある。
業界団体、台湾区機器工業同業公会(TAMI)の王正青総幹事は「多くの工作機械メーカー、部品メーカーがリスク回避のため、米ドル決済を取りやめ、台湾元や人民元建てに切り替えた。特に部品メーカーの対中輸出の大半は人民元建てになっている」と指摘した。
滝沢鉄工所(本社・岡山市)の台湾法人、台湾滝沢科技は「昨年第4四半期に数百万台湾元(1台湾元=約2.84円)の為替差損が出たため、昨年末から決済通貨を台湾元に切り替え始めた」と説明した。
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