ニュース 電子 作成日:2011年1月25日_記事番号:T00027949
鴻海精密工業は24日、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)にコネクターを供給する実盈(本社・新北市汐止区)の中国子会社にCPUソケットに関する特許を侵害されたとして、広東省東莞市中級人民法院に資産保全を申し立てると同時に民事訴訟を起こしたと発表した。裁判所側は今月21日に実盈子会社に対する仮差し押さえを執行した。25日付工商時報が伝えた。
両社のトラブルは昨年10月、鴻海と子会社の富士康昆山電脳接挿件公司(中国江蘇省)が実盈子会社に対する行政査察を要求し、工場から鴻海の特許を侵害したとみられるCPUソケットコネクターの生産ラインが見つかったことが発端となった。今回の資産保全申し立てと提訴は、実盈に対する第2段階の措置となる。
実盈側は「昨年10月の特許侵害案件は既に審査手続きに入っており、有利な物証をそろえている」とし、全面的に争う姿勢を見せている。
実盈は台湾コネクター業界で3位。業界では、実盈はノートパソコン受託生産で鴻海とライバル関係にあるクアンタと友好的な関係にあるため、鴻海が実盈を「反鴻海陣営」の一員と見なし、厳しい姿勢で対処しているとの見方が根強い。
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