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拡散板の頴台科技、新工場が来年Q2稼働へ


ニュース 電子 作成日:2011年1月25日_記事番号:T00027951

拡散板の頴台科技、新工場が来年Q2稼働へ

 拡散板大手、頴台科技(エンタイヤ・テクノロジー)の黄建豊董事長は24日、拡散板と導光板の需要に応えるため、新竹科学工業園区(竹科)龍潭園区での工場新設に22億8,800万台湾元(約65億円)を投じると語った。来年第2四半期に稼動を開始する予定だ。25日付経済日報が伝えた。

 王志鴻総経理によると、新工場には拡散板と導光板の生産ライン3本のほか、ITO(酸化インジウムスズ)フィルム材料のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、および太陽電池用エチレン酢酸ビニル共重合(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)フィルムの生産ライン2本も設置する。同工場は最大16本の生産ライン設置が可能だ。同社は工場新設の資金調達のため、4月ごろに2,000万株の現金増資を計画している。

 同社の昨年売上高は前年比45%増の44億1,000万元、純利益は34%増の9億3,800万元だった。第4四半期は為替差損が響き、純利益が前期比8%減の2億400万元となった。ただ、王総経理は「最悪の時期は過ぎた」との見方で、今四半期は導光板の出荷が回復し、オフシーズンながら業績は前期を上回ると語った。

 証券会社は、同社が過去数年、年40~50%の売上成長を保っていることから、今年もこの水準を保ち、売上高60億元が見込めると予測している。