ニュース 電子 作成日:2011年1月25日_記事番号:T00027954
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が24日発表した2010年の損失は、2社合計で256億9,400万台湾元(約730億円)に上った。1ギガビット(Gb)DDR3価格が1米ドル以下と製造コストを割り込むほど低迷し、第4四半期の損失が合計147億2,400万元を占めた。25日付蘋果日報などが伝えた。
南亜科技の第4四半期売上高は前期比21%減の117億9,000万元、損失は101億2,200万元。平均販売価格は38%下落し、粗利益率はマイナス52%まで下落。通年の損失は151億元だった。
イノテラの第4四半期売上高は前期比13%減の87億1,500万元で、損失は46億200万元、平均価格は27%下落した。通年損失は105億9,400万元だった。
白培霖・南亜科技副総経理は、在庫消化が徐々に進めば、今四半期末から第2四半期初めにスポット価格は底を打つ可能性があるとの予測を示した。
なお、2社ともに事業転換に取り組んでおり、ニッチ型DRAM製品の売上構成比が4~5割を占めるまでに拡大している。南亜科技がクラウドコンピューティング用サーバー向け製品を台湾で唯一、大規模に手掛けるなど、2社ともに今後ニッチ製品の比率をさらに高める構えだ。
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