ニュース 電子 作成日:2011年1月25日_記事番号:T00027955
25日付電子時報がIC設計業者の話を基に伝えたところによると、友達光電(AUO)、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の、大手液晶パネルメーカーからの受注をアナログIC各社が奪い合い、液晶パネル向け製品のオファー価格が前期比10%以上、特定の最終製品向けでは30%以上下落している。
このIC設計業者によると、致新科技(グローバル・ミックスドモード・テクノロジー=GMT)や立錡科技(リッチテック・テクノロジー)が値下げを主導し、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)、矽創電子(シトロニクス・テクノロジー)、茂達電子(アンペック・エレクトロニクス)などが競争に加わっているという。
液晶パネルメーカーがコスト削減に迫られる中、オファー価格を引き下げによって競争力向上に協力し、関係を強化する狙いがあるようだ。ただGMT、リッチテックともこうした見方を認めていない。
海外のアナログIC業者は、発注先の切り換えが少ないハイエンド製品を主に扱うため、顧客との関係が強く、値下げをすることがないが、ミドル〜ローエンド製品を扱う台湾メーカーが顧客と長期的な関係を築くには、いかに顧客と苦境を分かち合えるかが鍵となる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722