ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

米台TIFA協議再開、「雰囲気悪い」=AIT主席理事


ニュース その他分野 作成日:2011年1月26日_記事番号:T00027966

米台TIFA協議再開、「雰囲気悪い」=AIT主席理事

 レイモンド・バーガード米国在台協会(AIT)主席理事は25日、中断している米台間の貿易投資枠組み協定(TIFA)締結交渉について「現在の雰囲気は再開に適当でない」と語り、経済部と外交部が先ごろ示した1月末再開との見方に否定的な見解を示した。このほど米国産牛肉から成長促進剤が検出された問題で、「検出を一切認めない現行基準を緩和する考えはない」との行政院衛生署の表明に不快感を示したものとみられる。26日付中国時報が伝えた。


25日、馬英九総統(右)と会談するバーガードAIT主席理事(左)(25日=中央社)

  バーガード主席理事は、台湾は2007年に日米など25カ国と同様の残留基準導入を検討し、世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)に報告を行ったにもかかわらず、養豚農家の反発でいまだ実現していないと指摘。成長促進剤使用の安全性を疑問視する姿勢は科学的根拠に欠けると不満を示した。

 さらに、台湾の養豚場で昨年、違法な添加物使用が発覚した際は、政府ウェブサイトでの発表やテレビ報道もなかったのに、今回の問題では記者会見を開いたり、スーパーマーケットが米産牛肉を回収する場面がテレビに何度も映し出され、消費者に悪い印象を与えたと批判した。