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M2伸び率が一転低下、デッドクロスの懸念後退【図】


ニュース 金融 作成日:2011年1月26日_記事番号:T00027967

M2伸び率が一転低下、デッドクロスの懸念後退【図】

 中央銀行が25日発表した昨年12月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比で8.77%となり、12カ月連続で縮小した。一方、M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同5.14%となり、昨年11月まで6カ月連続での上昇から一転低下した。26日付工商時報が伝えた。



 市場では最近、M1Bの伸び率が低下を続け、M2の伸び率がM1Bの伸び率を上回る「デッドクロス」が到来するとの見方が広がっていた。

 中央銀行経済研究処の陳一端副処長は、これまでM1Bの伸び率が低下を続けてきたのは、比較対象となる前年同月の数値が高かったためだと指摘。その上で、「今年はM1Bの伸び率がこれまでのように低下を続けることはなく、伸び率が上向けば、デッドクロスが出現する可能性は大幅に低下する」との見方を示した。