ニュース その他製造 作成日:2011年1月26日_記事番号:T00027976
加工糸原料となる綿花価格や、代替原料の高純度テレフタル酸(PTA)スポット価格が過去最高の水準まで高騰する中、加工糸メーカーは、今後も原料価格下落の可能性が低いことに加え、受注が第2四半期まで満杯となっていることから、春節(旧正月)後に10%値上げする可能性があるとの見方を示した。26日付蘋果日報が伝えた。
同紙によると、インターコンチネンタル取引所(ICE)の綿花先物取引価格(取引期限3月)は1ポンド当たり過去最高の1.6194米ドルに高騰、PTAスポット価格も1トン1,378米ドルと過去最高に達している。
聯発紡織繊維によると、同社の75デニール加工糸は昨年7月の1キログラム70台湾元前後から現在の95元(約270円)まで約36%上昇している。それでも原料価格の高騰に追いついておらず、春節明けの値上げは避けられないもようだ。
なお同社は、「綿花の高騰や強い需要に加え、各社に大幅な生産拡充の動きもないため、繊維業界は今後2年は好調が続く」との見方を示している。
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