ＮＥＣは25日、顔認識技術を利用して年齢・性別を推定する視認効果測定システム「FieldAnalyst」を塔載したデジタルサイネージ（電子看板）を、三商企業（マーキュリーズ）傘下の宅配ピザチェーン、拿坡里披薩（ナポリピザ）３店に納入したと発表した。
ＮＥＣは、ナポリピザに続き、三商企業傘下の百貨店や、飲食店、居酒屋など17社へのデジタルサイネージ拡販を狙う（ＮＥＣ提供）
ナポリピザは店舗の入り口にこのカメラ付きデジタルサイネージを設置し、時間帯による客層の変化や、メニューが注目される時間帯、ディスプレイに表示されたコンテンツへの関心度などのデータを収集し、メニューやサービスの改善につなげる。今後、台湾全土の82店に採用を拡大する計画だ。
ＮＥＣは韓国、中国、東南アジアでの実績が、電子チャージや電子ポイント導入で先進的な取り組み実績を持つナポリピザからの受注につながったと分析した。
