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液晶パネル業界、セル方式での出荷に注力か


ニュース 電子 作成日:2011年1月26日_記事番号:T00027981

液晶パネル業界、セル方式での出荷に注力か

 市場調査会社ディスプレイサーチは、液晶パネル大手各社が、中国の液晶テレビ市場を攻略するため、今年は液晶セル(オープンセル)の形態による出荷を増やすとの予測を示した。26日付経済日報が伝えた。

 同社の予測によれば、液晶セル形態でのテレビ用液晶パネルは今年、30%の出荷増が見込まれる。出荷量に占める比率は奇美電子(チーメイ・イノルックス)が50%、サムスン電子が40%に達するほか、シャープが25%、友達光電(AUO)が20%となる見通しだ。

 液晶セルは、バックライトや光学フィルムなど後工程モジュールを取り付けていない半製品を指し、テレビメーカーの要望によって、設計を柔軟に変更できるメリットがある。

 液晶セル形態での出荷は、奇美電が先行しているが、今年以降は中国のテレビメーカーの要望に対応し、サムスン電子も液晶セルの出荷を増やす構えとされる。