ニュース 電子 作成日:2011年1月26日_記事番号:T00027984
日本の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスは最近、USB3.0対応ホスト・コントローラーチップの再値下げを見送り、台湾メーカーとの価格競争がいったん沈静化した。26日付電子時報が伝えた。
ルネサスが値下げを見送ったのは、競合する台湾メーカーの製品が業界標準団体「USBインプリメンターズ・フォーラム」(USB−IF)の認証をいまだに取得できておらず、値下げに踏み切らなくても十分に競争力を維持できると判断したためだ。
台湾メーカーでは、華碩電脳(ASUS)などが一部の低価格マザーボードに採用しているが、認証問題がネックとなり、本格的な採用には至っていない。
市場では、ルネサスの製品が2.2〜2.5米ドルで取引されているのに対し、台湾メーカーの祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)、威盛電子(VIAテクノロジーズ)傘下の威鋒電子(VIA Labs)、鈺創科技(イートロン・テクノロジー)の製品は、USB−IF認証を取得していないため、価格が1.7〜1.8米ドルにとどまっている。
台湾メーカーがUSB−IF認証を取得するのは早くても2月末とみられ、現在市場シェア95%を占めるルネサスの牙城に台湾メーカーが本格的に挑むのは、今年下半期以降となる。
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