ニュース その他分野 作成日:2011年1月27日_記事番号:T00027995
フィッチ・レーティングスは26日、台湾の自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(ソブリン格付け)を「AA-」と、これまでの「AA」から引き下げた。財政赤字が膨らんでいるにもかかわらず、税収が減るという財務構造の悪化が主な要因だ。ただ、中台関係の改善を考慮し、格付け見通しは「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。27日付経済日報が伝えた。
フィッチは、台湾の財政赤字が昨年末時点でGDP(域内総生産)の3.5%に達するなど過去2年で状況が改善していない上、
今後も減税による税収減が見込まれるため、さらに悪化する可能性が高いと指摘した。なお、同社によると、台湾のGDPに対する税収の比率は昨年11.4%で、Aランクの国・地域では最低だった。
さらにフィッチは、政府の中長期にわたる債務改善計画も財政収支の黒字化に効果はないと指摘し、台湾の政府債務は、2016年にGDPの50%に達すると予測した。
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