ニュース 建設 作成日:2011年1月27日_記事番号:T00027999
国泰建設(キャセイ・リアルエステート)が26日発表した昨年第4四半期の不動産指数統計によると、新築物件の取引価格は台北市で1坪当たり前期比3.18%上昇の63万3,900台湾元(約180万円)、新北市では同8.21%上昇の26万1,600元と、ともに過去最高を記録した。また台北市では成約件数指数が前期比23.58%上昇と大幅に上昇した。台湾全土では取引価格が同0.09%下落の20万9,400元で、成約件数指数は1.08%減だったことから、新築物件取引が特に北部で活発化していることがうかがえる。27日付蘋果日報が伝えた。
一方、中古物件は全土で取引が活発だ。信義房屋の統計によると、1991年の物件価格を100とした指数は第4四半期、台北市で前年比18.2%上昇の260.12ポイント、新北市は同11%上昇の201.63ポイント、高雄市も同14%上昇の160.89ポイントとなった。
不動産市場の専門家、張金鶚政治大学地政系教授は、中央銀行が昨年第3四半期から信用引き締め策や利上げなどを行ったものの、消費者は短期的な模様眺めに入っただけだったと指摘。住宅ローンの額が市民の返済能力を超える現状から、今後も不動産価格が高騰すれば、バブルがはじける恐れがあると懸念を示した。
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