ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

友嘉実業がインド進出、工作機械業界で初


ニュース 機械 作成日:2011年1月27日_記事番号:T00028004

友嘉実業がインド進出、工作機械業界で初

 工作機械メーカー、友嘉実業(フェアフレンド)の朱志洋総裁は26日、台湾業界初となるインド工場の設置計画を明らかにした。同社製品をインドで販売する現地企業コスモスとの合弁で、投資額1,000万米ドルのうち友嘉が70%を出資する。来年からマシニングセンターおよび旋盤を月間各20台のペースで生産、インドのミドルエンド工作機械市場でのシェア獲得を狙う。将来的にはインドだけでなく、同国と自由貿易協定(FTA)を締結する国などへの輸出も視野に入れる。27日付工商時報が伝えた。

 朱総裁によると、インドのミドルエンド工作機械の需要は年間1万5,000台、うち6,000台程度を輸入に頼っている。台湾メーカーの製品は関税や運輸コストを含め、現地メーカーの製品より20~25%割高となっているため、2~3年前からインドでの工場設立を検討していた。最近になってサプライチェーンがようやく整備されてきたことに加え、コスモスが昨年ノウハウの整ったドイツ系の研磨機メーカーを買収したことを受け、今回合弁工場の設置を決めた。

 友嘉はコスモスの現地リソースを利用して事業を展開する方針で、順調に行けばコスモスの出資比率を49%まで引き上げる可能性もある。