ニュース 電子 作成日:2011年1月27日_記事番号:T00028012
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が昨年、合わせて257億台湾元(約730億円)の損失を出したことから、同グループが保有するイノテラ株を売却するとの市場観測が浮上していたが、王文淵・台プラ総裁は26日、「イノテラの持ち株を売ることはない」と観測を否定、DRAM事業継続への意思を示した。27日付工商時報が報じた。
王総裁は、イノテラも南亜科技と同じく台プラグループの1社で、見捨てることはないと語った。イノテラの主要株主は南亜科技(持ち株比率29.1%)と米マイクロン・テクノロジー(28.84%)で、ほかに台プラ系列の南亜電路板(NYPCB)の1.55%や投資ファンドなどが出資している。
台プラグループは2010年売上高が前年比2けた成長の2兆5,000億台湾元(約7兆円)で過去最高だったが、利益は2,500億元で最高更新には至らなかった。これについて王総裁は「さらなる努力が必要で、今年は売上高、利益とも成長を目指す」と語った。
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