ニュース 電子 作成日:2011年1月27日_記事番号:T00028014
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は26日、パソコン業界の景気は半年間続いた低迷を既に脱したとの見方を示した。景気予測に定評がある林董事長の楽観見通しに、証券会社はファウンドリー、メモリー、組み立てまでを含めたPC関連業界にとって明るい材料だと指摘した。27日付工商時報が報じた。
林董事長は「PC産業の低迷を受け、IC設計業界では昨年第4四半期、上位15社が15%の減収となったが、最近では末端市場での在庫消化がほぼ終わったことから、海外、台湾の業者とも楽観に転じ、ファウンドリーへ発注量も増えつつある」と強調。この第1四半期から回復に向かうとの見方を示した。
半導体業界の見通しは、PC向けが安定成長、スマートフォンとタブレットPC向けは急成長、メモリーは横ばいだ。業界全体の今年の成長率は、昨年の水準が高かったため4〜6%の中程度だが、封止・検査は7〜12%成長を見込んでいる。
SPILが26日発表した昨年第4四半期の連結売上高は前期比5.1%減の154億7,900万元、純利益は同25.2%減の11億1,400万元だった。昨年通年の連結売上高は前年比7.7%増の638億5,700万元、純利益は同36.0%減の56億2,700万元だった。
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