ニュース その他製造 作成日:2011年1月28日_記事番号:T00028031
タオル業界は昨年、綿糸相場が2009年末から約2倍に高騰する一方で、これを小売価格に反映できず、2~3割の減収と大きな打撃を受けた。こうした中、メーカー各社はこれ以上コストを吸収し切れないとして、春節(旧正月)明けの3~5割値上げを検討している。70~80台湾元の商品は100元(約285円)以上に、綿糸比率の高い200元水準の商品は300元となる見通し。28日付中国時報が伝えた。
綿花は産出国のパキスタンで度重なる水害で凶作が続いている上、同国政府が付加価値を高めるため輸出量を制限、また中国ではより価値の高い作物の栽培が奨励され、綿花の産出量が減少している。これを受け綿糸価格は1梱(400ポンド=181.44キログラム)1万3,000台湾元から2万6,000元まで急上昇した。
業界関係者によると、小売業界が消費者の購買意欲に悪影響を与えることを嫌って値上げを手控え、生産するほど損失が膨らむという悪循環に直面。全土で約10%のメーカーが生産を一部停止している。
台湾のタオル市場は台湾製が4割、ベトナム製が5割、反ダンピング関税を課されている中国製が1割となっている。
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