ニュース 石油・化学 作成日:2011年1月28日_記事番号:T00028032
行政院環境保護署(環保署)は27日、国光石化科技(KPTC)が彰化県大城郷に計画している大型石油化学プラント(通称・八軽)の環境影響評価審査で、専案小組(専門小委員会)による第4回審査会議を開いたが、8時間にわたる審議でも意見の隔たりが埋まらず、審査通過は次回会議以降に持ち越しとなった。28日付中国時報が伝えた。
環保署の周辺には、建設反対派の学生など数百人が数日前から集まり、抗議活動を繰り返した(中央社)
同プラントをめぐる環境影響評価審査が難航していることを受け、国光石化はこのほど、投資計画を大幅に縮小する修正案を環保署に提出。第2期拡張事業を断念し、投資規模を当初の9,600億台湾元から6,100億元(約1兆7,400億円)に削減した。投資規模よりも計画推進を優先させた苦渋の判断だった。
国光石化は計画縮小により、工業用水の使用量、汚水排出量、温室ガス排出量をそれぞれ40%削減でき、周辺住民の発がんリスクを抑えられるなどと主張したが、専門家は予測値は楽観的過ぎると指摘。シナウスイロイルカの保護問題でも歩み寄りは見られなかった。審査会議は結局、同社に書類の追加提出を求め、審査会議を再度開くことを決めて閉会した。
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