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TSMCの10年純利益、台湾企業で過去最高1616億元


ニュース 電子 作成日:2011年1月28日_記事番号:T00028042

TSMCの10年純利益、台湾企業で過去最高1616億元

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が27日発表した2010年の純利益は過去最高の1,616億1,000万台湾元(約4,600億円)で、台湾企業1社の純利益としても過去最高を更新した。通年売上高は4,195億4,000万元で同社の過去最高となった。28日付工商時報が伝えた。

 同社の昨年第4四半期の売上高は前期比1.9%減、前年同期比19.6%増の1,101億4,000万元で、予想を上回った。粗利益率は49.8%だった。純利益は前期比13.2%減、前年同期比24.7%増の407億2,000万元。

 同社は今年第1四半期の業績見通しについて、台湾元の対米ドルレートを1ドル=29.26元の想定で、売上高が前期比3~5%減の1,050億~1,070億元、粗利益率は47~49%とした。

 張董事長は、今年のメモリーを除く半導体世界市場は前年比7%成長し、同社は為替差損を考慮しない場合、20%の大幅な売上成長を遂げるとの予測を示した。ファウンドリー需要は供給をはるかに上回っているとして、今年の設備投資を78億米ドルへと30%以上引き上げ、生産能力の20%増強を図る。うち12インチウエハー工場は35%増強する予定だ。