ニュース 社会 作成日:2011年2月8日_記事番号:T00028050
長い春節(旧正月)休みが終わり、オフィスにまた活気が戻ってきた。休み明けに見る同僚は、心なしかややふくよかになったような…?実は、春節期間中にたらふく飲み食いした結果、「正月太り」してしまう台湾人は4割もいるというから、さもありなん。
行政院衛生署国民健康局が1月16〜19日、全土22県市の18歳以上の男女を対象に実施した電話によるアンケート調査(有効回答数1,077人)によると、「毎年春節中に体重が増加する」と答えた人は41%で、平均1.7キログラムだった。中には1週間で5キロ太ったことがあるというケースも。
日本の正月同様、台湾でも春節をだらだらと過ごす人は多いようで、「食べる量が普段より増加」(回答率38%)するにもかかわらず、「運動量が普段よりも減少」(同43%)すれば、太るのは当然だろう。特にビスケットやキャンディー、スナック菓子など「おやつの量が普段よりも増える」と答えた人は47%と約半数に上った。
また「おめでたい春節くらいは…」と考える人が多いのか、春節の間、「体重を特に気にしない」という人は63%に上り、これも正月太りを助長しているようだ。特に男性は70%が「気にしない」と答えている。
ちなみに2008年の健康調査によると、台湾人(成人)の肥満率は44%で、特に男性は2人に1人が肥満だった。また教育部のデータでは子どもも4人に1人が肥満児という結果が出ており、春節中に肥満率がアップしては大変と、健康局では「三食きちんと食べる」「おやつの代わりに果物、ジュースの代わりにお茶を」など、肥満対策を呼びかけたが、さて効果のほどは?
過去3年間の統計によると、春節期間中の救急疾患のトップは胃腸炎。さらに急患患者数1日平均7,000人のうち6歳以下の児童が6割を占める。羽目を外して食べ過ぎてしまうのは、子どもならなおのことかもしれない。
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