ニュース 電子 作成日:2011年2月8日_記事番号:T00028072
日本のDRAM大手、エルピーダメモリは先月31日、パソコン向けDRAM生産の委託先である力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)と、パワーチップが自社ブランドで生産・販売するPC向けDRAMを全量購入し、エルピーダブランドとして販売することで基本合意したと発表した。今後、正式合意を目指し協議を進める。
エルピーダによると、同社は現在、パワーチップのPC向けDRAM生産量(12インチウエハーで月産約8万枚)のうち、半数を購入する生産委託契約を結んでいるが、今後は残り半数も購入するほか、両社合弁の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)における生産量(同約8万5,000枚)のうち、パワーチップが購入権を持つ約3万枚についても、エルピーダが取得することになる。
1日付経済日報によると、これについてパワーチップの黄崇仁董事長は、「当社は標準DRAMの自社ブランド販売から撤退し、ファウンドリー事業に専念する」とした上で、「今年は12インチ工場の生産量のうち標準型製品の比率を昨年第4四半期の67%から50%以下に引き下げ、非標準型の比率を引き上げる」との方針を示した。なお、パワーチップの標準DRAM事業をエルピーダが買収するとの観測も出ているが、黄董事長は「そうした計画はない」と否定した。
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