ニュース 社会 作成日:2011年2月9日_記事番号:T00028079
9回連続で1等賞が出ず、賞金が18億2,200万台湾元に膨れ上がった「大楽透(1から49まで6つの数字を選ぶロトくじ)」の抽選が8日行われ、5人が1等を山分けする結果となった。当せん者1人当たりの賞金は3億6,449万元(税引後は約2億9,100万元)だった。
「億万長者」となれるチャンスに、各売り場には長蛇の列ができた(8日=中央社)
今回の大楽透は、台湾宝くじ史上2番目の賞金額とあって台湾中が熱狂した。折しも8日は、旧正月(春節)明け仕事始めの日。職場では「ロト買った?」が新年のあいさつとして飛び交ったほど。
一攫千金を夢見る人々は、ビッグチャンスの到来にあの手この手を駆使。新竹科学工業園区のあるハイテク企業では、従業員5,000人が100元ずつ出資し、計50万元でロトくじを購入した。また担当顧客100人から450元ずつを集め、4万5,000元分を買った証券会社の社員もいた。
一方、各地のお寺は当せん祈願の人々で大繁盛だった。8日に今年の「神豚」を選ぶ祭事を行った新北市・三峡祖師廟には、「『神豚』の毛を持っていると金持ちになる」という言い伝えがあることから、その毛を入手しようと10万人が押し寄せた。財運を象徴する伝説上の猛獣「貔貅(ひきゅう)」の像を祭る彰化県・清水岩寺も、8日だけで5,000人以上が訪れたという。
当然くじ売り場はどこも、店員がトイレに立つ間もないほどの大忙し。台北市・龍山寺付近のある売り場では100万元分の購入者が現れたため、コンピューターによる番号選択に3時間余りもかかったとか。
宝くじ発行元の台湾彩券によると、販売量が普段の20倍以上に達したため、コンピューターシステムの処理速度が落ち、1等当せん者が出た売り場の発表が予定より3時間半も遅れるという異例の事態となった。
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