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蔡英文・民進党主席、総統選出馬を「真剣に検討」


ニュース 政治 作成日:2011年2月9日_記事番号:T00028083

蔡英文・民進党主席、総統選出馬を「真剣に検討」

 民進党の蔡英文主席は8日、記者団と懇談した席上、来年3月の総統選への出馬について「真剣に考えている」と述べた。蔡主席が出馬に意欲を示したのは初めてだ。9日付中国時報が伝えた。


蔡英文・民進党主席は総統選出馬の検討について「これほど多くの人に聞かれて、考えていないという方がおかしい」と認めた(8日=中央社)

 蔡主席は同日、「馬英九総統の両岸政策が好ましくなければ、それに取って代わる考えはあるか」と記者団に問われ、「その問題を避けるつもりはなく、質問に答えたいと思う。真剣に考えていることは間違いない」と述べた。

 その上で、「自分では出馬について考えているが、現時点では候補者決定プロセスに最も関心を持っている。台湾に新しい未来をもたらすか、若者に夢を与えられるか、民進党を成長させられるか、選挙戦に打ち勝ち、台湾の新たな局面を率いるだけの力を候補者に与えられるかなどを重視している」と語った。

 民進党の正副総統候補をめぐっては、蔡主席と昨年11月の台北市長選で敗れた蘇貞昌氏のペアを有力視する声があるが、蔡主席は「2008年の謝長廷・蘇貞昌ペアは成功とは言えなかった」と述べ、党として過去の失敗経験を踏まえ、競争力を持つ候補を擁立する必要があるとの認識を示した。