日本の半導体大手、エルピーダメモリは８日、台湾証券交易所（台湾証券取引所）に申請していた台湾預託証券（ＴＤＲ）の上場が、同所および関連機関から承認を得たと発表した。今月25日の上場を予定している。
エルピーダは今回、普通株式1,000万株に相当する２億ＴＤＲを発行して、約123億円の調達を見込んでおり、次世代ＤＲＡＭの製造工程にかかる研究開発（Ｒ＆Ｄ）資金に充てる計画だ。
なお今回のＴＤＲ募集に伴って発行される普通株式1,000万株は、エルピーダの発行済普通株式数（10年12月末現在）の4.92％となる。これについて同社は「台湾におけるプレゼンスの向上を通じ、台湾ＤＲＡＭメーカーとのさらなる連携の強化を視野に入れた事業機会の拡大などを実現するために必要な数量」と説明している。
