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増える「連休明け症候群」、出社拒否症状も


ニュース 社会 作成日:2011年2月10日_記事番号:T00028110

増える「連休明け症候群」、出社拒否症状も

 旧正月(春節)連休が終わって3日目。休暇中の不規則な生活リズムから抜け出せず、出社はしたものの、「心はまだお休み中」といったサラリーパーソンも多いようだ。出勤しようとすると頭痛に襲われる、情緒不安定、やる気が出ないなど、これら「連休明け症候群」とでもいうべき症状も見受けられるようだが、あなたは大丈夫?

 高雄市在住のある公務員夫婦(40代)のケース。昨年12月の高雄県・市合併で、仕事の量が激増し、ストレスがたまっていたところ、やっと春節連休を迎えた。しかし6連休は疲れも癒えぬままあっという間に過ぎた。「休み明けにはまた山のような公文書の処理が待っている」、そう考えただけで憂うつでたまらなくなり、結局、夫婦そろって仕事始めの8日に休暇届を出し、精神科にかかるはめに。

 精神科医によると、「連休明け症候群」は年齢層によって症状が異なるとか。例えば、学生は頭痛や腹痛、教師は不眠やうつ、OLは生理痛などに襲われることが多い。お年寄りの場合は、遊びに来ていた子や孫たちが帰ってしまった寂しさから精神状態が不安定になり、この時期はうつ病や自殺が増えるという。

 こうした症状を改善するためには、特に休暇明けの1週間は就寝前に音楽を聴いたり、熱いお風呂に入ったりすると生活リズムの調整に効果的。なかなか寝付けない、あるいはぐっすり眠れない場合は、適度な運動をすると良いそうだ。

 また、食事はできるだけ薄味にし、刺激の強い食べ物は控えること。おかゆや野菜、果物などを中心とした食事にすれば、正月中に酷使した胃腸をいたわるだけでなく、増えた体重を減らすこともできる。コーヒーやお茶などカフェインを含む飲み物は、できれば午前中に飲むのがベスト。

 このほか、1週間後の仕事内容を想像して業務計画を練り直す、服装を一新して生まれ変わった気分になる、といった方法も効果があるそうだ。