ニュース 社会 作成日:2011年2月10日_記事番号:T00028114
戦後最悪の軍事情報漏えい事件とされる、羅賢哲陸軍少将(51)が中国に最高機密資料を提供していた事件で、羅少将は美人スパイのハニートラップに引っ掛かって中国側に取り込まれていたことが分かった。10日付中国時報などが報じた。
羅少将は駐タイ武官を務めていた2004年、貿易商を装ったオーストラリアのパスポートを持つ30歳前後の中国人女性スパイの接近を受け、男女の関係を持つようになった。その後、誘いに応じて機密資料を提供し、情報の重要度によって1件当たり10万〜20万米ドルの謝礼を受け取っていた。
羅少将は05年に台湾に帰任し、国際情報処副処長に昇任して以降も女性スパイと連絡を取り続け、訪米した際は女性スパイの仲介で中国の特殊任務担当幹部と面識を持ち、この幹部からも直接指示を受けていたもようだ。
今回の機密漏えい事件では、台湾軍への米国式指揮システム導入計画「博勝案」なども含まれるとみられ、米当局も重大な関心を寄せている。10日付自由時報は、米国は台湾に提供した軍事機密が中国側に漏れていたことが分かれば、台湾への戦略情報提供を中止する可能性があると指摘した。
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