ニュース 運輸 作成日:2011年2月10日_記事番号:T00028118
7日に14日連続の下落が止まった、ばら積み船運賃指数のバルチック海運指数(BDI)が、9日には1,092ポイントまで上昇したことを受け、裕民航運、中国航運(CMT)、台湾海陸運輸(TMT)、中鋼運通(チャイナ・スチール・エクスプレス)など各社は、「ばら積み海運市場の最悪の時期は過ぎた」との認識で一致。第2四半期はさらに市況が改善するとみている。10日付工商時報が報じた。
ケープ型ばら積み船の用船料は、これまで30日連続で下落し7日には1日平均4,977米ドルまで落ち込んだが、9日には5,508米ドルまで回復。しかし同型船の総コスト、1万5,000〜2万米ドルとは依然大きな開きがあり、米投資銀行ダルマンローズは、「輸送能力が過剰で、運賃が大きく改善する見込みは2014年までない」と指摘した。その上で、今年のケープ船平均用船料は1日2万米ドル程度との予測を示したが、これに対しTMTは「悲観的過ぎる。2万5,000〜3万米ドルにはなる」と反発している。
一方CMTは「一部船舶の用船契約が切れる4〜6月ごろには、運賃は損益均衡ラインを回復する」との見方を示した。
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